タイトルにある通りに、今回は社会人の心構えについてお伝えしたいと思います。
多くの方は、高校や大学を卒業して、すぐに希望していた会社に就職すると思いますが、新社会人として与えられた仕事を円滑にこなせることは、ほとんどのケースで難しいと思います。その理由は、以下の通りです。
①仕事に関しての知識が不足していること
②実務経験が不足していること
③慣れない環境で精神面で余裕がないこと
①についてですが、サービス業のケースで考えてみます。学生時代に培った知識がそのまま使えるかと言えば、限りなく少ないと感じます。教科書や先生に教えられたことは、あらかじめ答えが決まった上での回答だからです。覚えた知識を、そのままお客様や上司とのコミュニケーション、または日常業務において活用できる場面では、状況が時間と共に変化していくため、一つの答えだけでは対応することは難しいのが現状です。
では、どうすれば仕事に関する知識を、頭の中だけでなく、ロジカルシンキングとして行動に結ぶつけられるのでしょうか?
個人的な解釈にはなりますが、覚えた知識をどうやったら仕事に活用できるのかを自分自身に問いかけることです。
人間の頭は比較的騙されやすい性質があるので、正しい質問を自分自身に投げかけることでその答えを脳が探し始めてくれます。
本当に脳が答えを探してくれるのか疑問に思うかも知れませんが、騙されたと思って試してみてください。
一定期間、時間が経てば、あるときふとその答えが見つかるはずです。出た答えに対して本当にこれで大丈夫かなと不安に思うかもしれませんが、正解がない社会生活においては、限りなく頼りになる答えだと思います。
こうした取り組み方を続けていけば、自分の頭で考える力が自然についてきて目の前の仕事が楽しくなってくると思います。
社会人生活に必要なのは、目の前の課題や問題に対して、自分の頭で考えて答えを導いていくこと。(仮の答えを出して実行していく力=仮説思考)が求められています。
②についてですが、実務経験が不足している状況で仕事をすることは、トラブルや問題が起きた時に自分1人では解決することが難しいです。問題の程度にもよると思いますが、自分の行動が結果として良くない方向にいくこともしばしばありますので、そんな時は、上司や周りにいる先輩に必ず助けを求める行動力が必要です。
自分の考えのみで解決出来るのか判断が難しいときは、上記の行動をお勧めします。(かく言う管理人も同様のケースで痛い目を見た経験があります。)
大事なことは、問題やトラブルに対して自分がどこまで出来るのかを正確に把握することです。現状を正しく理解することによって、問題がスムーズに良い方向に流れていくケースがとても多いからです。
仮に自分に解決できそうもなければ、上司や先輩の力を借りて問題を解決しましょう。(恥ずかしい気持ちになってもいいんです。)問題が解決した後は、問題解決のプロセスを振り返ってみることをおすすめします。やっておくと、問題解決の力がついてきますよ。
③については、個人によって差はあるかと思いますが、それでも慣れない職場環境での仕事は、気持ちの面でどうしても余裕が出てきません。些細なケアレスミスを起こしやすいのは、致し方ないこととも思います。
仕事に慣れるまでの間は、出来ることを、一つずつ増やしていくことで自信が生まれやすいです。仕事を全体から見たときに、目の前の仕事がどういった流れで完結していくのかを考えることは、とても大切です。
プロセス管理が出来ているのといないのでは、生産性が全然違ってきます。さらに自分勝手な行動に走らないためにも、周りにいる上司や先輩の仕事に影響が出ないように気をつける意識が必要です。
時間管理を強く意識することは、自分だけでなく、周りにいる仲間への思いやりです。
仕事はチームプレイです。みんなが楽しく仕事ができるように協力していきましょう。